台湾
Taiwan
●仏の生誕日、母の日、慈済デーの三節一体の日、世界46の国と地域で灌仏会が行われ、延べ22万人余りが参加した。灌仏会は、5月11日早朝、花蓮静思堂道侶広場で行われたのを皮切りに、13の国と地域でもライブで配信され、皆をオンラインで結んで行われた。夕方には台北市の中正紀念堂前広場で「仏誕浴仏親孝行感謝祈福会」が催された。各地の道場からの506名の長老や法師を迎えて、2万人近い参加者の先頭に立って、世の平安を祝った。

5月11日、中正紀念堂前広場で灌仏会が行われた。雨中、およそ2万人がともに法水(ほうすい)を受け、仏恩にあずかり、心を洗い清めた。
●慈済人文志業は5月、ニューヨークフェスティバルで、大愛全紀実番組『願望の重さ』が人道配慮部門のブロンズ賞に輝き、大愛ドラマ『光る心(Illuminating Hearts)』に出演した杜蕾(ドゥ・レイ)さんが最優秀女優賞に最終ノミネートされた。
●慈済大学看護学部(四年制、二年制)、看護専科(五年制)及び昨年度から始まった学士後看護学部は、台湾医療界における人材の新たな力となるだけでなく、転職を志す人への選択肢となっている。
●5月19日、新北市三峡区北大小学校近くで下校時間に、死者3人と負傷者12人の交通事故が発生した。ボランティアは直ちに事故現場で状況を把握し、夕方から鑑定を行っていた警察や消防署員たちにお茶を届けると同時に、病院へ負傷者と家族を見舞い、亡くなった人への助念㊟を行って遺族に付き添った。
㊟亡くなった人のために直ちに念仏もしくは経を唱えるという儀式。
オーストラリア
Australia
●ブリスベンの慈済ボランティアは、400キロ離れた田舎町のタラで施療を行った。61名の医療人員と85名のボランティアが参加して675人の患者に奉仕した。中医、一般内科、歯科があり、歯科は46組の入れ歯を提供した。歯科技師が型取りから製作、調整まで行い、ほとんど夜を徹して行われた。
●タラの町は公共交通、医療資源、安定したインターネットが不足しているが、慈済の施療は18年間変わることのない約束であり、多くの住民はお金が貯まった竹筒募金箱を持って来た。会場では或る姉妹が自家製のクッキーをチャリティーで1000人あまりに販売し、円換算で36万円余りを寄付して施療の経費に役立てた。(4月17日~20日)
韓国
Korea
●3月末、史上最悪の山火事が発生した。慈済ボランティアは4月に三度にわたって被害調査を行い、20日に慶尚北道英陽郡石保郷沓谷里の避難所で緊急支援金を12世帯の25人に届けた。避難所の物資は充分にあったが、慈済ボランティアが自ら、彼らが最も必要としていた現金を届けてくれたことにとても感動した、と被災者が語った。
マレーシア
Malaysia
●マレーシア・ジョホール州は3月下旬、甚大な水害を被り、一時1万人以上が避難した。ボランティアは風雨の中、避難所を慰問し、携帯用食品や日用品、エコ毛布、福慧ベッドなどを届けた。慈済ジョホーバル支部は初めて州政府と共同で、ジョホールバル市のペルマスジャヤ、タムポイ、ゲランパタ、ウルティラムなどの各地区で、1300の被災世帯に見舞金を配付して家計を助けた。(4月25日)
グアテマラ
Guatemala
●グアテマラのボランティアは3月、スチテペケス県サンタバーバラ市に出向き、海抜1300メートルのロストラスマリア小学校で文具類の配付を行った際、トマトの採取に使う木箱を机代わりにしていたのに気づいた。学校側は何年も経費を政府に申請していたが、音沙汰がなかった。そこで、慈済は4月27日に62台の背もたれと物入れが付いた机を届けた。また、小学校には電気が通っていないため、市長が特別に発電機と音響設備を手配し、市政府管理職たちが出席する中、感謝の言葉が述べられた。
ミャンマー
Myanmar
●3月28日現地時間の14時20分にマグニチュード8・2の地震が発生し、20万人以上が住む所をなくした。ボランティアは4月2日から20日まで第一段階の支援を行なった。「仕事を与えて支援に代える」活動で延べ1342人が参加して、被災者を受け入れている寺院に仮住まい用テントを建てた。また、4つの病院には医療用品、504世帯に緊急支援金、11,818世帯に米と食用油を配付した他、福慧ベッドと蚊帳も配付された。4月27日から5月15日までは第二段階の支援として、食料の配付と仮設教室の建設が行われ、施療活動では495人を診察した。そして、中長期的支援に向かって資料を収集した。
アメリカ
USA
●慈済アメリカの災害支援が2カ月続けて肯定された。4月19日、カリフォルニア州アーケイディア市で第15回「国会年度女性賞」の授賞式が行われ、慈済国際長の曽慈慧さんが9人の受賞者の一人として、慈済がイートン火災の時に支援したことで表彰された。また、5月19日から22日まで、ケンタッキー州で全国災害ボランティア支援団体ネットワークの年次総会が開かれ、アメリカ各地の災害救助NPO代表が集まる中、曽さんがリーダーシップ賞を受賞した。彼女は創設から55年目のこの組織で初めてのアジア系で仏教系且つ女性リーダーとなった。この栄誉は證厳法師のリーダーシップの下に、アメリカと全世界の慈済人が共に成し遂げたものである、と彼女が語った。
