五月の出来事

05・03

インドは第2波のコロナ禍で、4月下旬から連日30万人を超す新規感染者が出ており、それに伴って死者も増え続けている。證厳法師は3日のボランティア朝会で、全世界の人が愛を結集させ、必要且つ充分な量の防疫設備をインドに届けるよう呼びかけた。慈済基金会は6日の昼に「共に大愛を携え、福を造って善行しよう」と題した、ネットで祈る活動を催し、25の国と地域の約4千の端末が連結して、インドのために祈ると共に愛を募る。

05・04

慈済アメリカ総支部はシンプリーヘルプ基金会と協力して、4月にセントヴィンセント及びグレナディン諸島で起きた火山爆発の被災者のためにマスクとフェースシールド、ジンスー多機能折畳式ベッド(福慧ベッド)などの災害支援と防疫物資を用意し、本日、駐ロサンゼルス台北経済文化事務所が被災地への輸送開始を公布した。また、セント・マーティン島の慈済ボランティアは粉ミルクとトウモロコシチップ、漂白剤など、第1弾の支援物資を5日に送り届ける。

05・10

台湾のカミロ修道会(CADIS)執行長の黃浩然神父と募金センターの李麗秋主任は、花蓮静思精舎に證厳法師を訪ね、インドでのコロナ禍支援における協力に関した意見交換を行った。慈済慈善事業基金会の顔博文執行長と熊士民副執行長が宗教処チームと共に参加した。

05・12

慈済教育志業の各学校は、台湾におけるコロナウイルスの感染拡大で、12日から学校での規制を始めた。大規模な活動を停止することで、人の流動と接触を抑えることが目的である。全ての学校は19日から一斉に休校し、オンライン授業に切り替わった。

05・13

台湾のコロナ禍は地域社会で感染拡大する段階に入り、慈済基金会防疫調整総指揮本部は緊急通達を行なった。即日より防疫措置のレベルを引き上げ、個別訪問ケアを電話訪問に切り替えた。その他、施設へのケアやプロジェクト関連の活動、コミュニティーケア拠点の活動はは暫時、全て中止した。緊急に特殊状況が発生した時は個別対応する。

05・15

台湾のコロナウイルスの地域社会での感染拡大を受けて、台北市と新北市は防疫警戒レベルを第3段階に引き上げ、17の県と市がそれに準じるレベルに引き上げた。慈済基金会防疫調整総指揮本部は即日より、以前のように毎日午前と午後に会議を開き、随時、防疫措置の調整をすることになった。また、その日から台湾全土の静思堂及びリサイクル拠点は対外的に開放を中止し、リサイクル福祉用具プラットフォームの運営も停止した。

05・16

台湾の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、慈済基金会は警察や消防人員及び第一線で取材するメディア関係者を気遣い、緊急に防護フェースシールドなどの物資を本日、桃園市、新北市、台北市の警察署とその分署、消防署及び11のメディアに届けた。

05・22

慈済基金会は新北市の要請に応じて、3千箱の「安心生活箱」を提供し、低所得者や自立生活ができない人、一人暮らしなど社会的弱者の家庭を支援する。本日、静思精舎で梱包作業が行われ、22日と23日に配送し、各自治体の社会福祉部門が配付する。

05・24

中国青海省で22日の早朝、マグニチュード7・4の強震が発生し、多くの建物が損壊して、民衆が避難を余儀なくされた。四川の慈済ボランティアは災害支援調整本部を立ち上げ、用意した厚手の毛布、オーバー、綿の肌着、マフラーなど防寒物資及びジンスー多機能折畳式ベッド(福慧ベッド)などが本日、青海省瑪多県に到着した。

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