十一月の出来事

11・04

マレーシア・ケダ州ペンダン県Taman Seri Delima住宅地区は2日、強風によって20世帯の家屋に被害が出た。慈済ボランティアは報告を受けて視察に向かい、4日に再度被災者を見舞い、臨時の支援として見舞金を届けた。

11・05

◎チリの慈済ボランティアは、ウエンテアルト地区のマリアレイナ学校で、150世帯に貧困支援の配付を行った。

◎マレーシア・マラッカ西区の慈済ボランティアは、アローガジャ小学校(SJK(T)Alor Gajah)で、ディーワーリーの感謝祭を催した。伝統舞踊や菜食料理、エコ花瓶作り競争などで36世帯のインド系ケア対象をもてなし、早めのお祝いをした。

◎パラグアイのシウダ・デル・エステ市は、連日の豪雨で河が増水し、低い土地の住宅に浸水した。慈済ボランティアは2日、被害が大きかった地区を視察し、被災世帯を見舞った。そして本日、サンラファエルとサン・アグスティン地区にある臨時避難所で支援活動を行い、毛布と食糧などの物資を配付した。
◎毎月第一日曜日は慈済基金会インド・ブッダガヤ慈善配付日である。今日はディーワーリー感謝祭に当たり、ボランティアが会所で冬季の配付活動を行い、22世帯に感謝祭を祝う食糧と防寒服を配付すると共に、施療と無料散髪を行い、世帯ごとに記念写真を撮った。

11・06

◎モスリム長老会(MCE)は6日と7日、アラブ首長国連邦の首都アブダビで、COP28の前夜祭イベントとして、「世界信仰リーダーサミット」を開催した。慈済基金会からはアメリカ総支部CEOの曽慈慧師姐が代表で参加し、「仏教界の行動‥サステナブル未来のために気候変動への適応能力を身に付ける」と題したテーマで講演を行うと共に、「世界の善を結集・地球を蘇らせる実践協力」の共同声明にサインした。

◎ポーランド・ワルシャワの慈済ボランティアは、2023年4月からNGOのDaj Herbatę基金会の配付活動に参加し、毎月第一月曜日にワルシャワ・セントラルステーションで、ウクライナからの避難民とポーランドのホームレスにサンドイッチを提供している。本日、約300食のサンドイッチの提供及び520個の物資の包装と配付を手伝った。

11・07

慈済インド・ブッダガヤ会所でのコンピュータークラスと英語クラスが7日と8日に続けてオープンし、若者に学習の機会を与え、コンピューターの使用と言語能力の向上によって、より良い生計を立てる機会に恵まれることを期待した。

11・08

モロッコ西部のマラケシュ市は9月初め、真夜中にマグニチュード6・8の強い地震に襲われ、3000人近くが死亡し、5000人余りが負傷した。慈済基金会は、現地の慈善団体であるジュード協会と協力して災害支援を行っている。慈済が資金を出し、当協会に委託して物資の買い付けや梱包、配付を行っている。本日、タメロット村で初歩的な物資の支援を行い、世帯の人数に応じて食糧と毛布、衛生管理用品を配付した。この他、慈済は移動式シャワー車2台を寄付し、被災者に使用してもらっている。

11・14

メキシコ南部の太平洋沿岸は10月25日、カテゴリー5のハリケーン・オーティスに襲われ、甚大な被害が出た。アメリカの慈済ボランティアは、メキシコのボランティアと合流して、11月14日からゲレロ州アカプルコ市とピエ・デ・ラ・クエスタ町など大きな被害を被った地区を視察すると共に、現地のカリタス基金会とメルセス修道女会などを訪ね、災害支援に関する協力を話し合った。

11・15

慈済基金会は長期的にウクライナからの避難民を支援し、15日と17日、ポーランドのワルシャワで冬季の配付活動を行った。また、長期ケア世帯と、協力関係にある団体のケア対象に、厳冬を過ごすために必要なものを買うためのプリペイドカードを77世帯に配付した。

11・16

メルデカ・イノベーションサミット2023が16日と17日、インドネシアのジャカルタで開かれ、慈済基金会の何日生副執行長が招かれて、初日に「善の経済と慈済」というテーマで講演した。

11・17

11月3日、ネパール西部の山岳地帯でマグニチュード5・6の地震が発生し、150人余りが死亡した。慈済基金会は近年、当地で志業を進めているが、シンガポールとマレーシアの慈済ボランティア及び現地ボランティアの一行5人が17日、ルクム県など震源地に近い地区を訪れて被害状況を調査し、被災者に毛布や毛糸の帽子を配付すると共に、現地政府を訪ねて災害支援方法を話し合った。

11・18

花蓮慈済病院は世界針灸学会の会議に出席した。18日と19日にタイ・バンコクで開かれたセミナーで、会員証を受け取った。19日、花蓮病院の林欣栄院長と何宗融副院長が、「動ける歩ける・針灸で寿命と活力を延ばす」というテーマで、花蓮病院の中医・西洋医合同診療の成果を報告し、20余りの国と地域の専門家や学者たちと交流した。

11・20

花蓮慈済病院骨髄移植チームがインドネシア慈済病院を訪れ、初めての小児骨髄移植治療を行うと共に、インドネシア慈済病院の医療チームと5日間にわたる骨髄移植とケアに関する交流を行った。

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