宗教を信仰していれば、
心の目指す方向は定まり、
他の人や物事に影響されて偏ることはありません。
人文志業の社会的責任
十二月二十五日、人文志業の蕭毅君(シャオ・イージュン)、欧宏瑜(オウ・ホンユウ)、林天来(リン・ティエンライ)師兄たちが、ボランティアの佘碧真(スェー・ビーヅン)、婁明慶(ロウ・ミンチン)師姉たちと共に、十二月十九日から二十一日まで開催された関渡人文芸術ウィークの活動について共有しました。上人は「社会を美しくするためには、善の人にならなければなりません。人を善に導くためには、善い活動を多く催し、善い人文気風を創造する必要があります」と述べました。
上人は、慈善、医療、教育、人文の四大志業全てに人文が必要であり、各志業には人文志業の参加が欠かせませんと指摘しました。「縁と機会があれば、参加して広めるべきです。これが人文志業の社会的責任です。善と美を創造することが人文です。善と美を創るには、もちろん教育が必要です。とにかく、私たちは人間(じんかん)で慈善人文の社会気風を作り出さなければならないのです。台湾には多くの善い行動や善い活動があり、慈済以外の団体も多くのことを行っていますから、そのような善を繋いで広めたり、他の団体が関渡志業パークで講演活動を行えるようにしたりすることもできます」。
上人は、「善意や善行は、広く人々に知らせる必要があり、特定の範囲内だけに留めていてはいけません。大衆に善の美を示し、感じてもらうべきです」と強調しました。また、「善い行動には説明が必要で、その内容を理解してもらう必要があります。例えば、関渡の志業パークの近隣にはペガトロンやアスースなどの企業があり、そのリーダーたちが長年にわたって慈済と密接に交流していますので、共にイベントを開催することができ、この地域の人々が皆で参加できるようになったのです。地域に人文的特色を作り出すことで、徐々に活動範囲を広げていくことができますし、さまざまな業界の方々にも参加を楽しんでもらえるのです」と述べました。
「これは不可能なことではないと思っていますが、ただ皆さんには忙しい思いをさせてしまうでしょう。しかし、興味のある人は行動力があり、行動すれば多くのことを学び、理解するので、自分の智慧を増やすことができ、他者を見て自分の知識を高めることができます。私は皆さんが真剣に台湾のために尽力していることを知っています。台湾を良くしたいのであれば、人文を用いて教育し、人文を用いて浄化し、人文の力で善の気風を活性化させましょう。皆さんが活動を盛り上げ、教育的意義や価値を示していることに感謝しています」。
選んだ道を心して理解する
十二月二十六日、日本支部副執行長の小野雅子師姉の母親である徐涂逢金(シユウ・トゥフォンジン)師姉と妹の徐翠君(シユウ・ツェイジュン)、徐雅珊(シユウ・ヤーシャン)師姉たちが、李映青(リー・インチン)師姉に付き添われて精舎に帰ってきました。翠君師姉は栄誉董事の認証を授かりましたが、アメリカに戻った後で委員の養成講座に参加したいと言いました。
懇談の中で、上人は、「人生で大変な時にだけ仏法に救いを求めるというのは、間違った考えです。仏法が伝える宗教の道理こそが、人生の主旨であり、どう生きればよいのかを教えてくれるのです。人生に主旨がなければ、ぼんやり過ごしてしまいます。ですから、宗教を信仰していれば、あなたが自分で選んだ人生の道を、着実に歩ませてくれるのです。だからこそ、私はあらゆる正しい宗教を尊重しているのです。慈済人が仏教を信仰していなくても、敬虔な心で、正しい信仰心を持てば、私はそれを支持します。皆さんが慈済に入ることは、正しい宗教の道を歩むことでもあり、そこには探求するに値する教えがあるのです」と述べました。
「社会の中では複雑な人事や物事に遭遇しますが、心の目指す方向が定まっていなければ、困難な境遇に出会った時、簡単に引きずられてしまいます。時には一念の偏りで、すべてが間違ってしまうこともあります。もし信仰があれば、心も方向が定まり、偏ることはありません。ですから、慈済に入る縁に出会った時は、単に盲目的に追随したり、誰かが慈済は良いと言ったから、それに調子を合わせたりするのではなく、慈済の良さを心から理解する必要があります」。また上人は、委員の認証を授かるために養成講座を経験することで、自分が選ぶ道への理解がより明確になると述べました。「本当に慈済に入るのであれば、慈済は人材を必要としていますが、逆に要求もあります。ですから、一つまた一つと要求を克服し、自分はやり遂げたと確信することで、一層心を定めて前に進んでください」。
(慈済月刊七一二期より)
第四回「関渡人文芸術ウィーク」が12月19日から21日まで、台北の関渡静思堂で盛大に開催された。
3日間のイベントは「芸術×植物感覚×心の繋がり」をテーマに、ベジタリアン食材のマルシェ、心の講座、親子参加のイベント、そして公益活動を一堂に集め、食と娯楽を楽しめると同時に感覚と心で何かを得ることのできる文化的な祭典を作り出した。
多くの人が家族連れで参加し、賑やかな会場が都市の最も美しい風景を形成した。今回の芸術ウィークは、人文への関心と環境保護の理念を引き継ぎ、地域の人情と食文化を取り入れ、善意を伝えた。(撮影・林宗儀)


