八月の出来事

08・01

◎慈済基金会はブラジル・リオグランデ‧ド‧スル州の水害被災者に関心を寄せた。1日から6日まで二回目の水害視察団がサンレオポルドなど甚大被災地を視察し、被災者リストを作成して配付を行うことを決定した。

◎慈済フィリピン支部のボランティアは、台風3号による被災世帯支援に駆けつけた。本日より配付と衛生教育活動を開始し、順次リサール州ロドリゲス市とサンマテオ市、ケソン市タタロン地区などで食料、日用品などの物資を配付すると共に、住居修繕用の建材費として、3人から4人家族の家庭には500ペソ(約1280円)、5人家族には1000ペソ(約2560円)の買い物券を配付した。11日現在で支援した人数は、被災した現地ボランティアと就学援助を受けた学生及び被災民など、合わせて4359世帯に上る。

08・03

嘉義市にある慈済合心災害対応センターは、台風3号で被災した住民に関心を寄せ、2日間続けて水上郷と新港郷で家庭訪問による寄り添いケアを行った。7月末の支援活動を含めて、1268世帯を支援し、1141世帯に祝福金を配付すると共に、甚大被害を受けた339世帯には緊急支援金を届けた。

08・05

7月24日、アメリカ・カリフォルニア州のチコ市近くで、公園火事が発生し、当州で史上二番目の規模の単一山火事に発展した。慈済ボランティアは1日に被災地の中で外部から出入りできるようになったコハセット市を視察し、5日チコ市に「地域支援センター」を立ち上げて、被災世帯の登録と被災状況に関心を寄せた。そして、10日、11日、17日、18日の四日間に被災世帯への緊急配付活動を行った。目前の困難を乗り越えられるよう、全壊、半壊、軽微損壊など家屋の損壊状況と家族構成に応じて、300ドルから1200ドルまでの現金カードを配付した。

08・07

7月14日フィリピン慈済施療センターは、カビデ州カルモナ市で住民に眼科の施療を提供した。387人が受診し、そのうちの172人が白内障や翼状片手術が必要と診断された。患者はフィリピン慈済施療センターとカルモナ市及び国会議員ロイ・ロヤラ事務所の合同支援プロジェクトによって無料で手術が受けられるようになった。8月7日と17日、21日に手術が行われ、本日までに99人が手術を終えた。

08・08

慈済基金会は第3回アジア太平洋持続可能博覧会で4つの賞を獲得した。台湾持続可能行動賞(TSAA)では、「安穏に暮らせる家・美善コミュニティ」プロジェクトがSDGs11「住み続けられるまちづくりを」において金賞を獲得し、「親子共読・健康ストーリーハウス」プロジェクトがSDGs4「質の高い教育をみんなに」 で銀賞を獲得した。また、アジア太平洋持続可能行動賞(APSAA)では、「不毛の地に愛を植え、慈済がマラウイの人々の自力更生を支援する」プロジェクトがSDGs1「貧困をなくそう」で銀賞を獲得し、顔博文執行長が最優秀持続可能性リーダー賞を獲得した。

08・09

インド慈済仏の国プロジェクトチームは、台北慈済委員兼栄誉董事である呉宜潔さんがブッダガヤの子供たちに寄贈した運動靴を受け取った。コンテナーは6月28日に中国アモイを出航し、8月2日に現地の港に入り、6日に通関を終えて9日にブッダガヤに到着した。本日、33人のボランティアと職員を動員して数量を点検し、6792足の入庫が完了した。8月17日に一回目の配付活動がティカビガ公立小学校で行われ、167人の生徒に手渡された。

08・10

慈済トルコ連絡拠点は本日、スルタンガジ市にあるマンナハイ国際学校で、三日間にわたる買い物カードの配付活動を行い、4500世帯のシリア難民家族を支援した。

08・14

◎慈済基金会がモザンビーク・ソファラ州ニャマタンダ郡のクラ大愛村で行われている住宅建設支援は、2023年末より現地の力で建設する方向に切り替え、「仕事を与えて支援に代える」方式で大愛住宅建設を行うボランティアを養成することにした。8月3日、30戸の住宅の引き渡し式典が行われた。そこには台湾水道局の技術を使った緩速ろ過施設(植物で濾過する貯水池)があり、生活用水の問題が改善された。8月13日に入居式が行われた。

◎モザンビーク・ソファラ州ニャマタンダ郡にある慈済メクジ大愛農場では、毎日60人のボランティアが働いており、収穫したものは地域の貧困家庭支援に使われている。慈済基金会が農場のために購入したトラクターは今日から使用が始まり、人力による農耕の負担を軽くすると共に開墾スピードがアップして自力更生が進んでいる。農場の土地はボランティアのフーディノさんが2021年に提供したもので、約200ヘクタールの面積がある。

08・15

国立中央大学天文研究所は2007年6月6日に、太陽系の火星と木星の間に位置する小惑星帯で、第555802番小惑星を発見し、国際天文学会の審査を受けて「證厳(Chengyen)」と命名され、本日刊行された『国際天文学連合の小天体命名ワーキンググループ会報(WGSBN Bulletin)』に告示した。当惑星は正式に国際永久番号の付いた名称「555802 Chengyen」で登録された。中国語での名称は「證厳小行星」である。

08・18

グアテマラ慈済ボランティアはチュアランチョ市に出向いて、459世帯の貧困家庭に食料と生活用品を配付して支援した。

08・22

日本の衆議院議員と自民党青年局長の鈴木貴子氏が70人の海外研修団員を伴って来訪した。花蓮静思堂で慈済の防災における人的、物的資源及び0403地震での支援内容を理解すると同時に、災害時に非常食となる即席飯を試食した。

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