台湾
Taiwan
●春節前後、インフルエンザが流行し、台湾全土の病院の救急外来は人でいっぱいになった。花蓮慈済病院は、改めて改修後の第一総合医学救急転送病棟の使用を開始することで、病床不足の解消に努め、より多くの緊急患者が早く治療できるようにした。(2月7日)
●1月21日の嘉義大埔地震に対して、ボランティアは22日から27日まで大埔郷、台南市楠西区、玉井区などで4千世帯を訪問して祝福セットを、240世帯に緊急見舞金を届けると共に、4万食の炊き出しを行った。また、政府が開設した避難所に497台の福慧ベッド、193枚の福慧間仕切りテントを届けた。2月10日から台湾全土の専業ボランティアが楠西区楠西里、東勢里で、構造が安全で、損傷がより軽微な世帯の住居の修繕を行った。(2月10日)
●台湾ランタンフェスティバルが桃園市で行われた。慈済は移動環境教育車を使って「光のゲーム場」エリアに参加した。ゲームを通して環境保護と防災知識を学ぶものである。(2月7日〜23日)
●2月13日11時33分、台中市西屯区にある新光三越デパートでガス爆発事故が起き、死者4人と負傷者34人が出た。低い気温と雨のため、慈済ボランティアは、災害規制区の外の空き地にケア拠点を立ち上げ、生姜茶とパン、ミネラルウォーター、福慧粥、ベジタリアン粽を用意して、警察や消防隊員に提供すると共に、病院へ負傷者と家族を見舞った。(2月13日)
スリランカ
Sri Lanka
●2022年7月、政府が破産宣告した後、社会は次第に落ち着いてきたが、民生物資が不足した。慈済ボランティアは、コロンボ支部で定期的に物資の配付を行っていたため、100世帯余りの貧困家庭は、食糧不足だった時期を無事に過ごすことができた。(1月28日)
アメリカ
United States
●アメリカ南部は北極の寒気の影響で、気温が摂氏ー2から8度まで下がり、飛行機が1000便以上欠航または遅延した。テキサス支部のボランティアは、物資を準備し、1月17日から政府の設置したホームレスを収容する「ウォーミングセンター」に赴き、毛布と飲料水、食料を配付した。(1月17日)
●1月7日にロサンゼルスで発生した、カリフォルニア史上3番目に破壊力のある大規模な山火事で、慈済は第一段階の緊急援助を完了した。1月18日から2月16日までの間に、3832世帯の被災者に、現金カード、エコ毛布、清掃バケツ、衣類、食料パッケージ、防護物資などを配付した。この期間中、ボランティアは山火事資源センターと災害復興センターに駐在し、被災者の登録支援を行った。また、眼科の大愛医療車は延べ183人にサービスを提供した。動員されたボランティアは1157人。(1月18日~2月16日)

山火事の被災者が慈済支部に来て現金カードと清掃用品、食料などを受け取った。(撮影・駱淑麗)
マレーシア
Malaysia
●1月28日からボルネオ島は連日の大雨に見舞われ、ビントゥル、ミリ、サバ州クニンガウ市が順次洪水被害に遭い、一万人以上が被災した。ボランティアは2月6日から16日まで420人を動員して被災者リストを作成すると共に、5494世帯を訪問して食糧を配付した。また、高齢者の家の清掃を手伝い、学生にユニフォーム代を補助し、学校に椅子や机を寄付した。そして、2月23日にビントゥルとミリで夫々、2回祝福金の配付活動を行った。(2月6日)
シエラレオネ
Republic of Sierra Leone
●慈済チームは、2月10日から3週間の訪問プログラムを行い、カリタス・フリータウン基金会、ヒーリー国際救援基金会、ランイ基金会などの協力パートナーと今後の支援について協議すると共に、慈済が既に推進している項目の成果を一歩踏み込んで検討した。2013年、西アフリカのギニア共和国で史上最悪のエボラ熱の流行が勃発し、リベリア共和国やシエラレオネ共和国に広がり、2016年にやっと下火になったが、その間にこの3つの国の公衆衛生システムが壊滅した。慈済は2015年にシエラレオネに入り、ホームレスのエボラ熱生存者と孤児たちを支援した。また、この10年間、協力パートナーと共に洪水被害や土砂災害、スラム街火災など何度も支援を行ってきた。その間、女性の裁縫訓練、コミュニティの水害防止の清掃、水資源と衛生システムの構築、教育などのプロジェクトを実施しており、毎年10万人以上が恩恵を受けている。(2月10日から3週間)
インドネシア
Indonesia
●政府と協力して行う「500軒住居プロジェクト」は、無償で弱者家庭の危険な古い住居を改修し、別に500戸の現代的な家を建設するものである。先ず中ジャカルタのジョハルバル地区から開始し、2月12日にタナティンギ村で調査評価を行った。(2月12日)
●2月9日からの豪雨により南スラウェシ州の河川が増水し、10万人以上が影響を受けた。この3カ月間で2度目の大規模な水害である。近隣の慈済マサッカル連絡所は延べ40人のボランティアを動員して、アンタン地区で400食の温かい食事を提供した。(2月13〜14日)
