慈済の出来事 2/15-3/24

台湾
Taiwan

●アメリカの『ニューズウィーク』が発表した「World’s Best Hospitals 2025」で、世界のベスト病院250とそれぞれの国と地域の病院ランキングが発表され、花蓮、台北、台中の慈済病院が台湾のトップ35に選ばれた。(2月26日)

●花蓮慈済病院の何宗融副院長が、中医学術研究と中・西医療を統合した貢献で、第2回「中医華佗貢献賞の華佗学術研究貢献賞」を受賞した。(3月16日)

●慈済は0121嘉義大埔地震における緊急支援と台南の269戸の住宅修繕を終えた。そして、台南市政府と協力覚書を締結し、「慈済大愛屋」の建設を取り決めた。これには、元の場所に建てる一戸建てコンクリートモジュラー住宅と、別の場所に建てる集合住宅がある。(3月20日)

●台北慈済病院の救急外来心臓内・外科と救急医学部が、新北市消防局と協力して、「院外突然死(OHCA)のECMO補助(ECPR)による完全救護」プロジェクトを実施している。2018年11月から2025年1月までに113例の救命に成功し、その生存率26・1%は国際水準と同等であり、そのうち90%以上の患者は意識を回復して退院している。

ポルトガル
Portugal

●ポルトガル中北部のサン・ペドロ・ド・スール市で昨年9月に森林火災が発生し、ヨーロッパのボランティアが10月に被害調査を行うと共に、市政府から152世帯の被災者リストを受け取った。今年2月22日にチェーンスーパーで商品を購入できる買い物カードを贈呈した。(2月22日)

慈済のポルトガルでの慈善活動は、2017年の森林火災救援に始まり、物資の配付、農民支援、高齢者への食事配給、防疫物資支援などを行って、現在に至っている。

マレーシア
Malaysia

●1月末、サラワク州とサバ州で大雨により洪水が発生し、ボランティアが2月に甚大被災地のビントゥルとミリで災害調査を行い、2月22日から23日にかけて2344世帯にお見舞金を届けた。(2月23日)

タイ
Thailand

●第12回アジア太平洋持続可能な開発フォーラムがバンコクの国連会議センター(UNCC)で開催された。台湾とマレーシアの慈済代表が参加し、要請に応えて、センターのホールにジンスー福慧エコ間仕切りテントや福慧ベッドなど7種類の防災用品を展示した。(2月25日〜28日)

オーストラリア
Australia

●2025年国際慈済人医フォーラムがブリスベンの静思堂で開催され、「障害を克服する:医療保健の変革」をテーマに、複数の国の専門家とボランティアが参加して行われた。オーストラリアの慈済人医会は2002年から恵まれない人々への施療を行っており、今まで199回で1万4千人以上にサービスを提供した。(2月28日〜3月2日)

●オーストラリア東部はサイクロン・アルフレッドの影響で雨が降り、クイーンズランド州のブリスベンやゴールドコーストで35万戸が停電した。ブリスベン市政府は3月10日に3カ所の避難所を開設し、その中にはブリスベン静思堂も含まれ、ボランティアが福慧ベッドやエコ毛布などの物資を準備した。これはオーストラリアの静思堂が初めて避難所となった例である。(3月10日)

インドネシア
Indonesia

●西ジャワ州北カシ県では豪雨により河川が増水して堤防が決壊し、3月3日に水害が発生し、3万戸以上が被災した。慈済は翌日から支援を開始し、炊き出しや生活用品の提供、施療を行った。3月にはラマダンが始まり、慈済は45カ所で2万を超える世帯に大規模な物資の配付を行い、水害後には新たに1万7千5百世帯を追加した。(3月4日)

アメリカ
USA

●第69回国連女性会議がニューヨークで開催され、慈済は14年連続で参加すると共に、マンハッタンの慈済大愛人文センターや慈済ボストン連絡所などが約10回のサイドフォーラムを催した。マレーシアのボランティア、王慈惟さんはネパールでの女性職業訓練クラスに関する話を共有し、蘇祈逢さんはインドで推進している禁酒プログラムについて説明した。(3月10日〜30日)

シンガポール
Singapore

●シンガポール慈済人工透析センターが世界腎臓デーに併せて運用を開始した。16の透析ステーションが設けられており、96人の患者にサービスが提供できる。20年来、慈済は経済的に困難な腎臓患者を支援してきたが、今では一歩踏み込んで、人工透析資源が限られている北東部にもサービスを提供している。(3月13日)

日本
Japan

●岩手県大船渡市で2月に森林火災が発生し、4千人以上が避難した。東京慈済のボランティアは5百キロ離れた現地に向かい、2011年の311東日本大震災で知り合った地元ボランティアの案内で被害調査を行った後、住宅が焼失した被災者にお見舞い金とエコ毛布を届けた。(3月15日)

アルゼンチン
Argentina

●アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから2千キロ離れたエル・ボルソンで、1月31日に森林火災が発生し、住宅2百棟以上が焼失した。首都の慈済ボランティアは被害調査を行った後、179世帯に買い物カードと文房具セット、毛布を配付して、復興を支援した。(3月15日〜16日)

エクアドル
Ecuador

●2月の雨季に豪雨が続き、全国24の省のうち23省が被災し、1万人以上が避難を余儀なくされた。慈済ボランティアがいる複数の都市でも被害が出て、直ちに安全確認を行うと共に、地域の弱者家庭や支援対象者に関心を寄せた。3月中旬の会議では、水が引いて雨が止んだ後に被害調査を開始することが決まった。(3月中旬)

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