慈済はもうすぐ60年—一瞬の思い 五十銭の善意

「慈済は約六十年前に始まり、人々に『毎日五十銭の貯金』を呼びかけました。この行動により、毎日『人を救う』という思いを心に刻み、善念を育んできました。慈済はそこから愛の心を拡げてきました。五十銭はわずかで、取るに足りない金額ですが、この精神がなければ、現在の慈済志業は存在していません」―證厳法師

「仏教克難慈済功徳会」は一九六六年旧暦三月二十四日に設立され、今年の四月二十一日に創立六十年目を迎えた。これまで、無償の奉仕と誠実な真心からの一念を以て、少しずつ四大志業と八大法印を成し遂げてきた。

慈済のあらゆる志業は慈善を基盤として発展した。清浄無垢な愛のエネルギーは、営利を目的とせず、世界に善を施すためのものである。慈善志業の国際化、医療の普遍化、教育の完全化、人文の浸透の四つを柱としている。

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