台湾
Taiwan
●0121嘉義地震の後、慈済は震源地に近い台南市楠西区と玉井区で緊急支援と住宅の修繕活動を展開した。更に被災者のニーズに応え、台南市政府と協力して楠西地区に「大愛福利パーク」を建設することを決定した。6月21日に着工し、3階建ての建物で、2階と3階には52室のバストイレ付きの部屋と18室の二人用の部屋があり、全部で70室である。1階には地域住民が集えるホールが設けられ、デイケアとレジャー機能を兼ね備えている。
●「2025年ワールドマスターズゲームズ」が5月17日から30日まで台北市と新北市で開催された。慈済基金会は、ボランティア活動の一環として、488人のボランティアが各会場でシフトを組み、延べ2,000人以上が107の国と地域から来た選手たちをサポートした。
●慈済骨髄幹細胞センターの楊国梁主任と医療方面の楊尚憲主任は、カナダ・ケベック州で開催された世界骨髄バンク機構(WMDA)の年次総会に出席し、協会の慈済基金会に対する「再認定証書」を受け取った。WMDAは世界中の骨髄バンクを認証する唯一の機関であり、ドナーの安全な提供と患者への移植品質を確保するため、グローバル骨髄バンクの標準化作業を厳しく規定して、4年に1度、厳格な現地審査を行なっている。慈済骨髄データバンクは「Full Standards」認証を取得しており、現在、協会が認証する最高ランクの認証である。(5月19日~22日)
エクアドル
Ecuador
●慈済は2023年から毎年4月から6月にかけて、マンタ、サンタアナ、プエルトビエホ、カノアの4都市で文具セットを配付し、貧困家庭の子供たちを支援している。今年は5月24日から6月3日にかけて9回行われ、延べ1,113人を支援した。
ミャンマー
Myanmar
●3月28日のマンダレー地震後、ボランティアは4月2日から20日まで第1段階の緊急支援活動を行ない、食料、福慧ベッド、エコ毛布、蚊帳、医療用マスクなどの支援物資を提供した。
●4月27日より、ボランティアは再び被災地に赴き、第2段階の調査と配付を実施した。第1段階の支援に続いて、累計で12の病院に医薬品、医療、N95マスク、医療用手袋を提供した。また、「仕事を与えて支援に代える」方式で仮設住宅30カ所を建設し、1,822人の僧侶と村人に一時的な住居を提供した。5月25日まで引き続き、被災者に米、食用油、福慧ベッド、エコ毛布、蚊帳などの物資を配付した。さらに6月11日にはタダーウー郡で米と食用油を266世帯に配付した。
●ミャンマーでは6月に新学期を迎えるため、マレーシアのボランティアは国を跨いで支援を行なった。現地の4つの請負業者と「仕事を与えて支援に代える」プログラムに参加したボランティアを動員して、5月15日から被災した学校や寺院に仮設の教室と住宅を建設した。1戸あたり約13坪で、土地の面積に応じてサイズを調整した。6月15日までに孔子学校の4つの校区と10の寺院の合計87棟を完成させた。マンダレー市、アマラプラ郡、インワ郡、タダーウー郡、そして首都ネピドーを対象に、合計200棟を建設する予定である。
ハイチ
Haiti
●ハイチは情勢が引き続き悪化しており、ギャングの暴力事件、食糧危機、コレラの流行、人道支援不足といった苦境に陥っており、広く住民を苦しめている。慈済ボランティアの張永忠さんは、現地で母の日に、地元ボランティアを率いて朝山礼拝活動と灌仏会を催し、社会の早期の平和を祈ると共に、台湾からの人道支援米を2回配付した。(5月25日)
ブラジル
Brazil
●東部のサンパウロ州は2月に連日の豪雨により洪水と土砂災害が発生した。慈済ボランティアは4月に被災地を調査し、被災者リストの再確認を行った後、5月にイタクア市で262世帯に食糧セットを配付した。24キロの物資には、米、油、豆類、小麦粉、調味料などが入っている。(5月25日)
カンボジア
Cambodia
●NPOのカンボジア首相青年ボランティア医師協会(TYDA)は、シンガポール、マレーシア、フィリピン、台湾の慈済人医会と共に、タケオ州プレイカバス郡立紹介病院で、眼科、歯科、外科、内科、中医科の5つの診療科目で施療を行い、延べ3,686人を支援した。5月3日から4日にかけて、カンボジアのボランティアとTYDAの医師が眼科手術前のスクリーニングを支援し、施療当日にフィリピン眼科センターが実施する手術の準備も整えた。
●慈済は2017年からTYDAと協力して、毎年定期的に大規模な施療活動を行なっている。2018年に「カンボジア医療協力及び緊急支援プロジェクト」に関する覚書を交わし、交流が始まった。(5月30日~6月1日)
モザンビーク
Mozambique
●ソファラ州クーラ大愛村の住居が完成し、171世帯が、風速約250キロの4級サイクロンにも耐えられる新居に入居した。また、ソーラー発電による、基本的な照明も提供された。建設過程では地元住民も参加し、慈済が建築技術を教え、就業スキルと家庭の収入を向上させた。
●2019年3月、サイクロン・イダイが中部のソファラ州を襲い、甚大な被害をもたらしたため、慈済は4つの大愛村の建設を企画した。コロナ禍を経てから、2021年に正式に着工した。今はすでに867棟が完成し、使用されている。2026年4月までに3,000棟以上の完成を予定しており、さらに23の学校の支援建設も行う。(6月11日)
