慈済の出来事 9/20-10/21

台湾
Taiwan

●台風18号(ラガサ)の周囲の気流の影響による豪雨で、馬太鞍渓に形成された堰き止め湖が溢れ、花蓮県光復郷に大規模な水害をもたらした。慈済は延べ26、113人を動員し、そのうちの延べ2万人余りが被災地の清掃に当たった。瑞穗静思堂とキッチンカーを利用して88、401食分の炊き出しを行った。花蓮慈済病院は被災地に医療スタッフを派遣し、延べ4、600人をケアした。慈済は光復郷と鳳林鎮の住民2、670世帯に慰問金を配付すると同時に、学校と学生に再利用できるようにした中古パソコンなどのデジタル学習機器を提供した。(9月22日~10月21日)

台湾各地から集まった「シャベルヒーロー」たちはリレー式に被災住宅の清掃を行った。教師節(教師の日)の連休中だけで、延べ10万人以上が支援に参加した。(撮影・陳李少民)

ミャンマー
Myanmar

●3月28日にミャンマーのマンダレーで地震が発生してから、慈済ボランティアはこの半年間に、米と食用油を何度も配付した。また、10月までの統計によれば、273の仮設教室を建設し、11、493セットの文房具と1、766セットの机と椅子、125枚のホワイトボードを贈呈した。

タイ
Thailand

●慈済タイ支部は、長年にわたって難民や身分証明書を持たない1万人余りに、慈善ケアと医療ケアを行ってきたことが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に認められ、双方の協力関係を意味する書簡交換を行うことになった。(9月25日)

パレスチナ
Palestine

●慈済トルコ連絡拠点は、マンナハイ国際学校で募金活動を始めた。また、台北にあるモスクと協力し、当モスクの鄭泰祥CEOのガザ地区にいるパレスチナ人の友人を通して、9月26日から現地の青少年や子供たちに炊き出しを始めた。配付場所はガザ市の立ち入り禁止区域の南側にある、ガザ地区中央にあるアジザウェダという町で、10月6日までに延べ8、500人に配付を行った。

●イスラエルとハマスの戦争は今年10月10日に停戦状態に入り、ヨルダンの慈済はヨルダン・ハシミ慈善団体及びロイヤル医療団体と協力して、年末までに抗生物質と腎透析用医薬品などをガザの2つの野戦病院に届けると共に、エコ毛布と食糧を提供する。

●パレスチナ人のための医療支援(MAP)によると、ヨルダン慈済人は10月16日にアンマンで歯科の施療を行い、107人のパレスチナ難民が診察を受け、そのうちの80人が継続治療を必要としている。

フィリピン
Philippines

●9月25日、台風20号(ブアローイ)がフィリピン中部を横断し、強風と豪雨によって洪水が発生した。レイテ州オルモックの大愛村も夜間に浸水し、1、000人余りの住民が避難した。同じように被災した現地の慈済ボランティアは、翌朝の朝4時から、大愛村の事務所で温かい食事の提供と衣類の配付を開始した。10月12日に3回配付活動を行い、1、200世帯に福慧ベッドとエコ毛布、25キロの米をそれぞれ贈呈した。

●9月30日、セブでマグニチュード6・9の表層地震が発生し、1、000棟以上の建物が損壊して、74人が犠牲になり、18万世帯が被災した。マニラとセブの慈済ボランティアは、地震による交通遮断を克服して、10月5日に被災地に入り、先ず都市部から離れていて、人々の関心が薄いサンレミジオ町のリバオン村で、食糧、ミネラルウォーター、衛生用品、医薬品、エコ毛布などを422世帯に配付した。また、早い時期に震源地のボゴ市で慰問金と米の大規模な配付を予定している。

ベトナム
Vietnam

●台風20号(ブアローイ)が9月29日、ベトナムに上陸し、北部と中部の多くの省に甚大な被害をもたらした。慈済ベトナム連絡所は地方政府の許可と指示に基づいて、ボランティアがハティン省ダンハイ郷とフオンビン郷、イエン・ホア郷で現地調査を行った。(10月2日)

スリランカ
Sri Lanka

●スリランカでは眼鏡を作るのに8、000から10、000ルピー(約4、000~5、000円)かかるため、貧しい人には高額すぎて負担できない。ボランティアはビンギリヤ地区病院で、8月に行われた施療時に約束した231人の住民に無償で眼鏡を提供した。(10月9日)

ジンバブエ
Zimbabwe

●慈済の鑿井チームが政府の認証を受けた。中央政府機関である農村インフラ開発庁(RIDA)は鑿井技師講座を開き、参加した150人中71人が認定証書を受け取った。

●住民に安全な水が得られるように、と慈済は2013年にチームを結成し、居住地域やコミュニティーのために鑿井や井戸の修理を行ってきた。今年10月17日現在の統計では4、000本以上の井戸が完成している。

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