十二月の出来事

12・03

慈済基金会はアメリカのNPOカーモダヤから感謝賞を受賞し、アメリカ総支部の職員が代表で受け取った。カーモダヤは長年、インドのNPO・UPAYを支援しているが、慈済はコロナ禍で緊急支援の要請を受けて、百台の酸素濃縮機を寄贈した。また、その団体と協力して3917世帯に貧困支援の配付を行うと共に、5百人分のワクチン接種を支援した。

12・04

大愛テレビ局が製作した番組「熱血青年」と「青春の愛読書」が、台湾メディア観察教育基金会主催の「第21回国内制作子供番組優秀作品」で5スターの賞、また、「子供キャスターが見た世界WOW」と「伯源兄ちゃんのシークレットハウス」、「ドクターストレンジの奇想天外」が、それぞれ4・5スターと4スターを獲得した。

12・06

慈済科技大学に設置された国家試験花蓮地区デジタル化試験会場が、考試院考選部の認証を受け、即日、除幕式が行われた。当会場には380席が設けられており、医療スタッフや心理療法士などの国家試験に使用される。

12・08

慈済基金会は2021年「Buying Power社会イノベーション・奉仕調達奨励メカニズム」の調達部門の一等賞と社会共栄部門の特別賞を獲得し、顏博文執行長と宗教処職員である曹芹甄さんが代表で賞を受け取った。

12・09

9日から12日まで慈済大学模擬医学センターで模擬手術講座が開かれた。本日、18名の医学生と56名の慈済病院の医師が参加して、8名の無言の良師のもとに学習が行われた。そのうちの2名の学生はポーランドの国立ポズナン医科大学とハンガリーのデブレツェン大学から来ている。13日に送霊儀礼と感謝追悼式及び入龕式典が行われる。

12・11

◎慈済基金会の「メキシコ豪雨災害支援チーム」が6日に現地に到着し、現地ボランティアと共に9月の水害被災者に対する配付活動の準備を行い、11日、18日、19日に大きな被害を被ったモレロス州トラヤカパン市とイダルゴ州トゥーラ市、イクスミキルパン市で、約1300世帯に物資交換カードとエコ毛布などの生活用品を提供した。
◎慈済香港大圍連絡所が2019年より建物の修繕を行なっていた「慈済環境保全願行館」が落成し、11月20日に参観が始まった。また、香港ジョッキークラブ慈善信託基金の寄付によるジョッキークラブ「心から始める」環境保全共同プロジェクトが始まり、展示や講座、工房などの活動が行われる。本日、その開幕式典が行われた。

12・12

證厳法師は香港マカオ台湾慈善基金会の第16回「愛心賞」に輝き、慈済基金会の顏博文執行長が代表で授与式に出席し、賞を受け取った。

12・13

花蓮慈済病院は衛生福利部国家中医薬研究所と共同で、中医薬及び新型コロナ肺炎国際合作防疫フォーラムを主催し、50数人の医療従事者がオンラインで参加して、台湾とフィリピンにおけるコロナ禍での中医薬の経験を共有した。

12・14

大愛テレビ局のテーマ報道『消えたゴミ』が第35回呉舜文ニュース賞の「国際ニュース報道賞」を獲得した。また、慈済基金会慈善ニュースネットのカメラマンである蔡哲文氏が、タロコ号列車脱線事故での救出活動を記録した、『救出の第一線・救災と記録を行った英雄の視線』と題した作品で「ニュース撮影賞」を獲得した。

12・17

12月中旬、アメリカは稀に見る冬の大型竜巻が発生し、中西部と南部の州に大きな被害をもたらした。アメリカ中西部の慈済ボランティアは支援活動を展開し、17日、18日、20日、22日に順次ミズーリ州ディファイアンスとヘイティ、ケンタッキー州アミシュコミュニティー、メイフィールド市で被災者にプリペイドカードと毛布、マフラーなどを配付した。

12・18

◎マレーシアは17日から続いた豪雨で、8つの州に水害が発生し、特に首都クアラルンプールと隣接するセランゴール州に甚大な被害がもたらされた。慈済セランゴール支部とクラン支部は18日に支援活動を展開し、被災地に赴いて避難所で炊き出しを行うと共に、毛布と衣類を提供した他、被災者に協力して環境の清掃を行った。
◎16日、猛烈な台風22号がフィリピン中部と南部、ボホール島、セブ島などを襲った。ボホール島の慈済ボランティアは18日から災害調査を開始し、マニラ、タクロバンなどの慈済ボランティアが20日と21日に順次被災地に到着し、現地ボランティアと合流して、支援活動を始めた。

12・20

慈済基金会の何日生副執行長の著作『善の経済・経済の利他思想と実践』が舍衛国(古代インドの都市名)基金会主催の第1回「舍衛国人文賞」(Shravasti Humanity Award)に輝いた。

12・21

慈済大学付属高校は「ハンガー体験12・愛を世界に」と題した活動を主催した。飢餓体験を通して、教師や学生に、この国際的なテーマと物を愛して惜しむ精神を学ぶことに目を向けてもらうのが目的である。活動は慈済大学付属高校の教師と学生以外に、慈誠懿德会及び保護者会も参加し、大愛感恩科技公司、タイ・チェンマイ慈済学校、花蓮光復商工学校などとオンラインで結んで行われ、3423人が国際災害支援に充てられる募金活動に呼応した。

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