二月の出来事

02・04

◎1月下旬、アメリカ・テキサス州ヒューストンで竜巻による被害が発生し、ボランティアが直ちに支援活動を展開した。28日と29日にパサデナとディアパーク被災支援センターを訪れ、被災者からニーズを聞き取った。本日の配付活動でデビットカードと毛布などの物資が42世帯に贈られた。

◎1月中旬、アメリカ・ノースカリフォルニアは「爆弾低気圧」と「大気の川」に見舞われ、豪雨と暴風雪で河が氾濫し、多くの場所で土砂災害が起きた。慈済ノースカリフォルニア支部のボランティアは災害支援活動を展開した。本日、重大被災地のマーセドカウンティで一回目の活動を行われ、デビットカードと見舞い品セットを135世帯に配付した。

02・05

慈済基金会の「シリア難民中国語伴走学習プロジェクト『マンナハイの約束』」は慈済大学と台湾師範大学が共同で受け持ち、本日より慈済台北中正静思堂で、6週間にわたる学習講座が始まった。

02・06

トルコで現地時間の2月6日午前4時17分、マグニチュード7・8の地震が発生し、トルコ南部とシリア北部で数多くの建物が倒壊し、人的被害が出た。慈済基金会は6日に人道支援体制を発動し、現地では「慈済災害支援センター」が立ち上げられた。

02・07

慈済基金会はトルコ地震被害のための「愛の募金」活動を始めた。本日、静思精舎の大殿で被災者のための祈りが行われた。常住の出家者と在家者や志業体の職員、ボランティアたちが寄付した金額は64万元余りに達し、全て「大愛で共善‧苦難を取り除く」基金に入金された。台湾全土の慈済病院や教育志業下の各学校でも募金活動が行われた。

02・09

◎慈済基金会は駐台北トルコ貿易事務所の要請を受け、慈済内湖連絡所をトルコ南部地震被害のために寄付された災害支援物資の集積地に指定した。即日から2月15日まで大衆からの寄付物資を受け入れる予定だったが、大量の物資が集まったため、駐台北トルコ貿易事務所は予定を繰り上げて、13日午後5時で物資の受け入れを停止した。

◎慈済基金会はトルコ南部地震における支援で、1358箱に詰められた8148枚の厚手エコ毛布を寄贈し、本日、駐台北トルコ貿易事務所で寄贈式が行われた。毛布は三回に分けて空輸され、12日までに全数がイスタンブールに到着した。

◎慈済トルコボランティアの周如意さんたちは9日、現地で240枚の毛布を緊急に買いつけ、そのうちの133枚は三立テレビ局の記者によってアドゥヤマン県にいる台湾の特捜隊の防寒用に届けられた。その他の毛布はイスタンブールにいる親戚を頼って来る被災者に使われる。

◎慈済基金会はセルビア国内にいる各国難民の支援で、ヨーロッパ慈済ボランティアは9日から11日まで冬季配付活動を行った。オブレノヴァツ、シド、プリンシポヴァツ、アダシェヴツィ、クルニャザなどの避難所で4000セットの防寒服と2200枚の毛布が配付された。

02・10

慈済基金会はトルコ南部地震災害支援において、第一回の被災地視察団一行10人が、熊士民副執行長を先頭に、700キロを超える物資を携えて、10日に台湾を出発した。11日にイスタンブールに到着し、現地に「緊急災害支援総指揮センター」を立ち上げた。

02・11

◎フィリピンは台風ハイエンとボホール島地震被災から今年で十年目を迎える。本日、ボホール島の慈済ボランティアは街頭募金を行い、タクロバンの慈済ボランティアは新春の愛の募金活動で、トルコ南部地震の被災者支援に呼応した。

◎慈済アメリカ・ノースカリフォルニア支部は、1月の爆弾低気圧と大気の川の影響による大雨や大雪の被災者を見舞う活動において、5日にサンタクルズカウンティのフェルトン市で視察し、11日は重被災地のマーセドカウンティで二回目の配付活動を行った。

02・12

慈済アメリカ・ピッツバーグ連絡所は新春祝福会を開くと共に、ピッツバーグ・アメリカンチャイニーズ協会から「特別優秀社会奉仕賞」が授与され、ボランティアの現地での奉仕が讃えられた。また同日、人文読書スペースの除幕式が行われた。

全世界の慈済人が支援に駆けつけた

トルコ駐台貿易事務所が慈済内湖連絡所に依頼した寄贈物資の整理が2月10日から17日まで行われ、延べ10630人が作業に参加し、33688箱の箱詰め作業をした(撮影・蕭耀華)。

2月19日までに45の国と地域の慈済人を動員して、トルコの被災地を支援した(撮影・萬家宏)。

迅速に被災地のハタイ県で視察を行い(左図撮影・萬家宏)、毛布とマフラー(右図撮影・楊景卉)及び買い物カードを渡しながら彼らの心が温まることを期待した。

02・14

慈済日本支部で祝福感謝会が開かれ、トルコ南部地震の被災者のために祈ると共に、愛の募金活動が行われた。台北駐日経済文化代表所の謝長廷代表ら多数の貴賓が参加した。

02・15

トルコ地震慈済視察団の先遣隊一行6人は、2つの容器に入った50リットルのディーゼルオイルとガスボンベ2つなどを携えて、イスタンブールを出発し、13時間かけて南部の重被災地であるハタイ県に到着し、エルジン市のホテルに「慈済災害支援センター」を立ち上げた。

02・16

慈済基金会はポーランド公立オポーレ大学と共同で、ポーランド語教室と職業訓練講座を開設し、現地にいるウクライナ難民が一日でも早く現地社会に溶け込めるよう支援しているが、その語学教室は2022年12月中旬から順次始業しており、350人の学生がオポーレ大学の8人の講師から授業を受けている。その中で一部の難民の切迫したニーズに応えて開設されたインテンシブクラスでは、学生たちが54時間の授業を終え、本日、ボランティアのアンダクさんと陳惠如さんから修業証書を受け取った。

02・17

慈済によるトルコ南部地震支援に関する物資の配付が初めて、マンナハイ国際学校で行われた。17日から19日までイスタンブールへ親戚を頼ってきた被災者にBIM買い物カードと毛布、マフラーを配付した。延べ831人のボランティアを動員して七回の配付を行い、1048世帯を支援した。

02・19

◎台湾全土の慈済ボランティアは證厳法師の呼びかけに呼応して、トルコを支援する愛の募金活動を展開した。台中、南投、苗栗、台東などの慈済人が率先して街頭募金を始め、「大愛による共善‧苦難を取り除く」基金に入金された。花蓮、台南、桃園などは25日から順次、活動を始める。

◎慈済基金会は現地の慈善ケアや教育の質を上げることを目標に、ネパール・ルンビニ市、カピラヴァストゥ市、サマリマイ市、シュリー・ゴータマ・ブッダ中学校、シッダールタ小学校、ルンビニアダーシュコミュニテイー学習センター、慈善団体のヴァスーダラ・セワ・サンスタンと協力の覚書を交わした。

◎慈済基金会ルンビニ施療所の使用が始まった。場所は連絡所の中にあり、3人の医療スタッフが常駐し、施療対象が主に慈善や教育などでケアを受けている案件世帯であると共に、田舎に行って貧困者の施療も行っている。

02・20

◎慈済基金会は駐台北トルコ貿易事務所の依頼で、慈済内湖連絡所を災害用に寄付された物資の集積地とし、9日から20日まで、各地の慈済ボランティアや一般大衆及び民間団体の延べ11000人余りが投入して物資の整理を行い、梱包した数は、34397箱が、総重量は40万キロ余りに上った。各業界の協力で145台のコンテナトラックで桃園空港まで運れた。

◎慈済基金会はポーランド・ルブリン市内のウクライナ難民家庭への支援を続けており、ルブリンカリタス基金会と協力して、定期的に小麦粉と野菜、果物などを配付している。本日、カリタス基金会の拠点で160世帯分の物資をを手渡した。

02・21

慈済インドネシア支部はトルコ南部地震支援として、4800枚のエコ毛布と30台の発電機を寄贈した。本日、ボランティアの盧德汕さん、陳豊霊さん、陳文富さんが慈済を代表して、災害支援物資の輸送開始式典に参加し、物資はインドネシア政府の専用機でトルコの被災地に送られた。

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