慈済の出来事 12/15-1/22

12/15-1/22

台湾
Taiwan

●慈済が支援建設していた台東県豊田中学校の寄宿舎「築夢楼」が完成した。126床のベッドが入った21の寝室の他、浴室、閲覧室、食堂、合宿用休憩室などがあり、学生が勉強に専念して、それぞれの長所を伸ばせるようにしている。(1月2日)

●慈済基金会は台湾全土で55回もの冬季配付活動を催し、そのうち42回は忘年会を兼ねた。その他は地域の歳末祝福会を催したり、ボランティアたちが冬季の祝福ギフトを届けたりした。27,500もの弱者世帯が年越しを前に、買い物カードや祝福ギフトを受け取った。また、高雄の慈済人は辺境の山間に住むケア世帯に年越しの食材を届けた。(1月4日~22日)

●新北市三重区六張街のある建設工事現場で掘削した際、隣接の建物が酷く傾いたため、緊急に取り壊しが行われ、周辺の79世帯が避難した。慈済は六合市民センターに奉仕拠点を立ち上げ、三重静思堂が延べ102人を受け入れ、住民と救助人員に682食の炊き出しを行った。合わせて延べ206人のボランティアが動員され、被災した56世帯に祝福ギフトと応急手当てが贈られた。(1月6日~8日)

●慈済骨髄幹細胞センターは一月、世界骨髄寄贈者協会から三回目の「ハイレベル」の国際認証を得た。世界で103ある骨髄バンクの中でも、僅か35のバンクしか認証を得られていない。4年毎に同認証があり、慈済は、骨髄寄贈者の安全と権利を確保し、質の高いマッチングサービスと手慣れた作業の流れ及び社会の善意の人々の参加など、多方面で最高の国際水準に達していることが認められた。

●1月21日午前0時17分、嘉義県大埔区でマグニチュード6・4の表層地震が発生した。最大震度は6弱に達して、体に感じる揺れが43秒続き、50年来最大規模の地震となった。震源地に近い台南市楠西区と玉井区で家屋の損壊が発生した。

・大林慈済病院が引き受けて20数年になる大埔クリニックで、一部の設備が損壊したが、被災した住民のニーズを考慮して、いつものように開業した。

・慈済ボランティアは深夜に楠西区で被害状況を視察した後、福慧ベッドと毛布、間仕切りテントを避難所に届け、生姜茶を炊いて、救助人員や住民に提供した。

・楠西区は地震がおさまっても電気と水の供給が不安定で、店は営業ができず、家庭で食事の準備をすることもできなかった。ボランティアは夜が明けてから朝食に500食、昼食に900食、夕食に千食の弁当を提供した。大林慈済病院栄養治療科は、夜が明けてから人員を動員し、ビーフン炒めとベジタリアン蒸し粽を作って楠西区に届けた。

・ボランティアは、避難した住民が必要とする、男女用と子供用の厚手のジャケット190枚を梱包し、午後、避難所に届けることができた。その後はダウンジャケットやパン、トマトジュース、福慧ベッドを提供した。

・ボランティアは被災地を視察した後、1月22日から100世帯余りの家庭訪問を行って、祝福ギフトと損壊状況に応じた緊急手当を提供した他、後続の支援計画を立てている。

インドネシア
Indonesia

●インド洋大津波から20周年になる。慈済インドネシア支部はアチェ州イスカンダムダ軍司令部と協力して、バンダアチェ市クタアラム陸軍病院で大規模な施療活動を行った。延べ114人が白内障や鼠径ヘルニア、兎唇、腫瘍などの手術を受けた。(12月14~15日)

タイ
Thailand

●慈済タイ支部は、歳末の冬季配付活動を行い、イランやパキスタンなどから来た2046世帯の難民に買い物カードを贈呈した。(12月18~19日)

マレーシア
Malaysia

●クランタン支部は2024年末に一段階目の水害被災者支援を終えた後、2025年初めにトゥンパット地区とパシルマス地区の11の小中学校を訪れて、3321人の生徒に制服と日用品、そして295人の教職員に慰問金を配付した。また、タイの寺院で、タイ系住民の村に携帯用主食や布団、清掃用具及び慰問金を568世帯に配付した。動員ボランティア数は延べ700人を超えた。(1月5~15日)

アメリカ
United States

●1月7日、ロサンゼルスで大規模な山火事が発生し、1万2千棟余りの建物が焼失した。15日現在の統計によると、、依然として8万人以上が強制避難を命じられており、今回の山火事はアメリカ史上最も被害の大きい火災の一つになる可能性がある。

・慈済セイクリッド・バレー・ラブ・マンディ連絡所はイートンファイアから15キロの所にあり、慈済ボランティアはケアセンターを立ち上げて、山火事で影響を受けたボランティアや会員のケアを行った。

・政府は、UCLAウェストリサーチパークとパサディナ市立学院コミュニティ教育センターに、災害復興センターを設置し、被災者の証明書の再発行や連邦政府と民間機構からの支援への申請に当たった。アメリカ合衆国緊急事務管理庁(FEMA)は1月14日、慈済ボランティアに、被災者の心身ケアなどで駐留を要請した。期間は1カ月の予定。

・慈済ラブ・マンディ連絡所と慈済ウェスト連絡所は、1月18日、山火事被害における第一回配付活動を行った。87世帯が、罹災証明と住宅の損傷度合いの審査を経て、現金カードと清掃用品、食料、衣類などの物資を受け取った。

・アメリカ全土の支部や連絡所で「ロサンゼルス世紀の山火事支援に馳せる」というタイトルの下に、復興に向けて愛の募金が始まった。

ネパール
Nepal

●慈済ルンビニ志業パークで起工式が行われ、2300人余りの住民とボランティアが出席した。志業パークはルンビニ庭園4号出入り口の向かいにあり、教育と施療を行う計画である。(1月11日)

China
中国

●1月7日、チベットのシガツェ市ディンリ県で、マグニチュード6・8の地震が発生し、近隣のラツェ県も影響を受けた。3千棟を超える家屋が倒壊し、6万人余りが避難した。中国の慈済人は緊急に、現地の主食であるツァンパ約3トンと毛布2000枚、暖房用石炭350トン及び折りたたみ式ベッド600床を集め、避難所の被災住民に輸送した。(1月17日)

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