私の心の奥にある誇り

私は、看護主任を務めるようになってから、いい看護チームは、技術や経験の蓄積だけでなく、それ以上に、プレッシャーや緊急事態の中でも、互いに尊重して支え合うことが、大切だということを一層実感した。

忙しい中でも優しく声をかけ、患者を落ち着かせ、プレッシャーを感じながらも職場を守ってきた同僚の姿を見たことがある。彼らこそが、私の心の奥にある誇りである。

ICUは特殊な部署であり、毎日人間の強さと脆さを目の当たりにする。そこでは、ある人は意識がなく、ある人は奇蹟的に目を覚まし、ある人は肉親の手を握って、最期を迎えようとしている。そこでは、死はニュースではなく、仕事の合間の日常茶飯事である。

看護師にとって、死は慣れているとは言っても、無関心なのではなく、一回ごとの呼吸や目を開けて、言葉を交わせる瞬間の尊さが、より深い実感を与えてくれる。生と死の狹間に見え、そこで感じる命の重みは、死を恐れることではなく、より真剣に生きることの大切さを教えてくれる。

私はかつて、八十歳を超えた患者を世話したことがあるが、彼は気管挿管したため、声を出して話すことができなかった。しかし、その眼差しから、命への強い渇望が感じられた。また三十代の若い父親を看取ったこともある。多臓器不全の状態で約三週間持ち堪えた後、この世を去った。ここでは、私たちは家族と共に数えきれない夜を過ごし、彼らの認めたくない気持ちから号泣し、やがて平静になって、それを受け入れる過程に付き添ってきた。

ICUで約十年間働いてきたが、そこは緊迫したテンポと共に極めて重要な場所であり、他の部門と協力し合う必要がある、とつくづく感じた。チームには、医師、看護師、呼吸療法士、薬剤師、ソーシャルワーカー、栄養士など、さまざまな専門職のスタッフがおり、どの職種も欠かせないパートナーである。私たちは互いに信頼し合い、即座にコミュニケーションを取ることで、患者にとって最適な治療計画を立てている。

看護師は、チームの中で伝達する役割を担っている。私たちは患者に最も近い存在であり、その小さな変化にいち早く気づき、医療情報を伝えることができる。私たちは単に医師と患者をつなぐ架け橋ではなく、それ以上にゲートキーパーであり、患者と家族の感情面での拠り所なのである。

看護主任になってから、よい看護チームとは、技術や経験を積み重ねるだけでなく、プレッシャーと緊急状態の中で、互いに尊重し支え合うことができるものだと感じている。同僚たちが忙しい業務の中でも、患者に優しく声をかけて慰め、プレッシャーに見舞われても、自分の役割をしっかりと果たしている姿を目にしてきた。彼らを私は心の奥で誇りに思っている。

五月十二日は国際看護師デーであるが、心から深い敬意と感謝を、今、第一線に立っている白衣の天使たちに捧げたい。「あなたたちはその両手で命の重みを支え、愛でもって患者と家族の一縷の望みを守っているのです。その努力が必ずしも世間に見えるものでなくても、きっと誰かの心に深く刻まれていると信じています。これからも、揺るがぬ意志と優しい力でもって、看護の道を歩み続けることを願っています」。

(慈済月刊七〇三期より)

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