チマキの香りが千里の彼方に愛を届ける

チャリティーバザーでウクライナ避難民を支援する

国際的な災害支援に直接参加できなくても、実質的に奉仕して愛を最前線に届けることはできる。今年の端午の節句の前に、国内外の複数の慈済拠点では、ボランティアたちがチマキを売るチャリティーバザーを催し、ウクライナ避難民を支援する活動を始めた。最大規模のチャリティーバザーを開いた台湾桃園の静思堂では、ボランティアたちが手袋、ヘアキャップ、フェイスシールド、マスクを着用して、自分の身を守ると同時にベジタリアンチマキの品質と安全性を確かなものにした。全部で五万三千個のチマキが完成した。(撮影・謝佳成)

コロナ禍が深刻化する中、慈済台中大雅共修所のボランティアは一時、人手が足りない中、オーダーが増え続けたことで、四千個の粽ができ上がらないのではないかと心配した。しかし、粽作りのベテランの中には、大型連休という臨時の収入の機会を諦めて家で作業した人もいたので、その数は予定通り納入された。大衆のウクライナ避難民支援という善意をかなえることができた。(撮影・陳麗雪)

ウクライナでの戦争が終結する見通しの立たない中、五月、台湾ではコロナ禍がピークに達した。ボランティアたちは「多めに梱包する」という共通認識の下に、愛を海外に広めるだけでなく、第一線にいる警察や消防士などの防疫スタッフを慰労した。台中市烏日区の慈済ボランティアは、ベジタリアンチマキとりんごを、台中市政府警察局烏日分局の偵察隊に届けた。(撮影・林慧月)

(慈済月刊六六八期より)

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