花蓮・馬太鞍渓せき止め湖溢流災害支援記録—光復郷の復興 清掃して輝いた

花蓮光復郷2025・9・28(撮影・陳李少民)

花蓮の馬太鞍(ファタアン)渓でせき止め湖が決壊し、大規模な洪水が光復郷の市街地を直撃し、台湾災害史上極めて稀な事態となった。

その後の救援活動では、民間人が自発的に最も迅速かつ最大規模の行動をとった。人々の志が結集し、泥濘の中から希望へ続く道を切り開いた。

洪水を乗り越えて

花蓮県光復郷、旧称「馬太鞍(ファタアン)」はアミ族の居住地である。市街地脇を流れる馬太鞍渓は、上流にできたせき止め湖が9月23日、台風18号(ラガサ)による豪雨で溢流した。わずか30分のうちに1500トンを超える濁流と土砂が一気に流れ出し、下流の堤防と橋を押し流し、肥沃な農地と市街地をのみ込んだ。 翌日の光景では、大量の泥が堆積し、かつての農地の姿は消え失せていた。写真奥は光復郷の市街地。(撮影・張永同)

依然として続く警戒

馬太鞍渓の下流に位置する万栄郷、鳳林鎮、光復郷が被災した。地形が平坦な光復郷の被害は特に大きく、14の村のうち10の村に及んだ。一部の地域では、水深が一階建ての家屋を超えるほどに達した。災害後、馬太鞍渓の河床は土砂で高くなり、河畔の大平村・仏祖街や、村の信仰の中心である保安宮では、1・5メートルを越える泥が堆積した。せき止め湖は、溢流後に水量が徐々に減少したが、「レッドアラート(最高警戒レベル)」は10月中旬になっても解除されなかった。(撮影・王賢煌)

泥流が引いて人々が流入した

光復駅は、清掃ボランティアの集結拠点となった。政府や各救済団体もここに拠点を設けた。災害発生後、最初の週末は教師節の連休と重なり、多くの民衆が駅前広場で慈済ボランティアの列に加わって、清掃活動に出発した。(撮影・陳李少民)

慈済四大志業の管理職及び職員たちや各地から来たボランティアも駅前に集合し、清掃活動に割り当てられた地域へ向かった。(撮影・蕭耀華)

再建の始まり

洪水が引いた後、屋内外問わず堆積した粘り気の強い泥はずっしりと重く、泥水はまるでセメントのようで、清掃は困難を極めた。主要な幹線道路には、横転した車両や瓦礫の山ができた。災害後は大量の泥とごみの除去作業に加え、県政府と国軍の化学部隊や各方面からの支援で、大規模な環境消毒が実施された。住民たちは、困難な状況の中でも家の再建に向けて作業を始めていた。(撮影・魏国林)

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