いつもは回收したビニール袋やペットボトル、紙類で溢れるリサイクルステーションが、チマキ作りの工房に変わり、烏日区の愛を結集して、より多くの人を助けた!
烏日九徳リサイクルステーションの空間を多元的に活用し、60人のボランティアが器用な手で、心を込めて作業した結果、1日で6千個の粽を作ることができた。(撮影・許順興)
私のイメージでは、台中烏日九徳リサイクルステーションは、いつも回收したビニール袋や紙類、ペットボトルで溢れていた場所だったが、今年の五月二十日、その考えを見直した。小規模のチマキ工房に変わり、お婆さんやおばさんたちがそこに集まり、まるで、盛大な技能コンテストのようだった。私にとっても、初めて最初から最後まで参加したチマキ作りで、大いに視野を広げた。
午前三時から、ボランティアたちは米を蒸し始めた。厨房で、四つのコンロをフル稼動させ、陳淑惠(チェン・スゥーフウェイ)さんは、フライ返しを手に食材を炒めながら、時々振り返って米を蒸す火加減を確認していた。ようやく暫しの空き時間ができると、彼女が話してくれた。今回は九日間かけて事前に材料を準備し、全部で六千個の粽を作る予定である。それに具材を計量して一つひとつの粽のサイズを均一にするという。彼女は六十人のボランティアチームのお陰で、目標を達成することができたことに感謝した。
リサイクルステーションの予算はずっと自給自足で、毎週六日間リサイクルボランティアに食事を提供し、また弘法して衆生を利することに尽力している。慈済が災害支援行動を開始すると聞くと、人々は力を結集する。マントウをこね、ジャムを作り、被災地に愛を届ける。今度のチマキ作りも同じだ。一部は自ら台中市政府警察署烏日分局及び各交番に届け、警官の苦労を労い、感謝の意を示す。
九徳リサイクルステーションの正門から入ったところは、梱包と出荷エリアで、左側に蒸し器があって、チマキ蒸しに使われる。奥に進むと、具材の充填エリア、チマキ包みエリア、蒸したもち米の置き場及び厨房があり、裏庭には更に六つのコンロがあり、米と粽を蒸すことができる。脇にある排水溝の上は、洗米する区域である。リサイクルステーションのあらゆる空間を最大限に活用して、作業の効率をよくしている。
スムーズな作業の流れは、慈済ボランティアの蔡玉雪(ツァイ・ユーシュエ)さんの設計によるものだ。リサイクルステーションが狭いため、普段から彼女は、リサイクル品を拠点内で上手に活用している。例えば、排水溝の上に鉄製のフレームを固定して、ブルーシートの日よけを設置し、強い日差しを遮ることで、ボランティアたちの活動スペースを広げた。「元々はコンロが四つでしたが、今は十二個が同時にもち米と具材を蒸すことができます。これは皆の協力があってこそできることです。三人寄れば文殊の知恵です」。
集まった良き隣人は誰もがチマキ作りの達人だ。陳奕廷(チェン・イーティン)さんは、テキパキとしていて、あっという間にきれいでしっかり結ばれた一房のチマキが出来上がった。彼女の義父は、昔チマキを売っていて、一日に二百個のチマキを作っていたそうで、その熟練した腕前をここで発揮した。
隣の八十歳を超えたお爺さんは、早朝から皆が忙しくしている様子を見て、急いで妻にも参加するように言った。彼は、妻の作ったチマキはとても美味しいので、それで、妻の都合に関わらず、手伝うよう急かしたのだ、と言った。
四年前、私は初めて九徳リサイクルステーションのベジタリアンチマキを注文した。両親と家族がその味を気に入り、それ以来、每年予約するようになった。今年私は二束予約し、写真を撮ってSNSで共有したところ、多くの友人からどうすれば買えるのかと尋ねられた。山登りの時にもチマキを持って行き、山の仲間と分かち合ったところ、同じように喜ばれた。私は照れくさくなって彼らに、「愛心チマキは予約しないと買えないし、生産量に限りがあるので、来年は早めに予約してください!」と言った。
私は、洪素養(ホン・スゥーヤン)師姉に誘われて、人文真善美(記録)ボランティアチームに参加し、活動をどう記録するかを学んだが、チマキ作りの細部に注意を払い、一つ一つのチマキが完成するまでの複雑さと心遣いを理解した。チマキを食べた瞬間、感謝の気持でいっぱいになった。
今回の活動で、合心・和気・互愛・協力の四つの行動理念を持っていることで、本当に多くの不可能な任務を完遂できたのだと深く感じた。仕事が終わった後も、多くの人が残って調理器具を片付けたり、環境を掃除したりしていた。疲れた一日だったにも関わらず、皆笑顏に溢れていたことに感動した。来年もまた、一緒に参加できることを楽しみにしている。
(慈済月刊七〇四期より)


