五月の出来事

05・01

マレーシア・ジョホール州ムアル市のボランティアは、セガマト郡サンへ港のサンへ小学校で、3月上旬の水害に遭った村人を対象に、祝福金の配付活動を行い、1238世帯が恩恵を受けた。祝福金はデビットカード方式で配付され、一枚につき1000リンギッドが入っている。

05・04

慈済基金会は連江県政府と「共善に協力する覚書」を交わした。即ち、慈善ケア、教育支援、生態系の保全、公益人文などの分野で手を携え、高齢者や弱者世帯に対してより良いケアの提供をする。

05・05

オーストラリア・ブリスベーンのシスター・アンジェラとカトリック教マターホスピタルの職員が慈済ゴールドコースト連絡所を訪れ、證厳法師の「仏陀の故郷への恩返し」という善行に呼応して寄付を行うと共に、法師から贈られた「宇宙の大覚者」像を受け取り、現地の静思堂に安置した。

05・07

台湾全土の慈済ボランティアは各地で浴仏活動を行った。新北市と基隆市のボランティアは夫々、汐止静思堂と基隆静思堂で浴仏祈福会を催した。汐止の浴仏活動では新北市消防局第六災害救助大隊が参加し、場外で「浴仏・愛の祈福会、一緒に防災しよう」と題した活動が行われた。

05・08

◎「2023年全米急難救助ボランティア組織年会」(NVOAD)が8日から11日まで、ミズーリ州セントルイス市で開かれた。慈済アメリカ総支部、ノースカリフォルニア支部、シカゴ支部からのボランティアが出席し、展示ブースを設けてエコ毛布や即席飯、即席麵などの災害時の使用状況を紹介すると共に、様々な団体と緊急災害支援における経験を交流した。

◎カンボジアの慈済ボランティアはバッタンバン州ロカ区でエイズ患者世帯のケアを続けている。4月30日に配付物資のリストを作成し、物資の数量を見積もった。今日、ロカ寺院で米と食用油などの物資を配付すると同時に、環境保全の理念を宣伝した。

05・10

グアテマラ・パレンシア市は2日、暴風雨に見舞われ、数多くのトタン屋根家屋が被害を受け、弱者世帯の生活が困難に陥った。ボランティアは市政府による被災者ケアと協力して、5日、被災世帯を慰問した。本日、緊急支援金及び米、オーツ、毛布、ジンスー福慧ベッドなど生活物資を31世帯に配付した。

05・11

慈済基金会はカリタス基金会、ヒーリー基金会、ラニー基金会と協力して、シエラレオーネ共和国で貧困救済プロジェクトを進めているが、障害者コミュニティの為にグラフトンで掘られた井戸が2021年に故障して使えなくなったため、衛生環境問題が憂慮された。慈済は協力関係にある団体と新しく井戸を掘ることを支援することになり、本日、起工式が行われた。

05・13

◎チリ慈済ボランティアは本日、コルディレラ州プエンテアルト区ノチェダルとサンフランシスコにある老人ホームで、コロナ禍で三年間中止となっていた浴仏式典が行われると同時に、高齢者と共に母の日を祝い、炊き出しとオーツ、ミルク、トイレットペーパー、食器洗剤などの生活物資が贈られた。

◎アメリカ・サンフランシスコの慈済ボランティアはベイビュー区ハンターズポイントにある、不法移民が住んでいるトレーラーハウス区域で、毎週フードバンクと共同でブレットハート小学校の貧困家庭の生徒を対象に食糧を配付している。本日は配付の他、子供たちが保護者にカーネーションを贈って母の日を祝った。

05・14

◎シンガポール慈済基金会はブギゴンバックスポーツセンターで慈済57年記念を兼ねて灌仏会を祝った。当会場を借りて行うのは2019年に続いて2回目である。

◎慈済57周年の「仏誕節、母の日、慈済の日」三節一体の浴仏式典は本日、花蓮静思堂道侶広場で行われたのを皮切りに、世界46の国と地域の496の地域道場で催され、14・5万人を超える人が参加して、平安で災害のない世を祈った。午後、中正記念堂では三年ぶりに行われ、400人近い法師が大衆を率いて世の幸福を祈った。また、ボランティアが初めてインドのブッダガヤ・マハーボディー寺院とネパールのルンビニガーデン・マヤデヴィ寺院及び国際展示会場で浴仏式典を行い、台湾とオンラインで結んで、同時に仏の恩を讃えた。

05・18

ネパールルンビニのサンスクリティクにあるゴータマ・ブッダ学校は、元来厨房だったスペースを教室に改造してクラスを増設したため、慈済ネパール志業発展ケアチームが新しい厨房の建設を支援することになり、本日、起工式が行われた。

05・19

慈済ネパール志業発展ケアチームはルンビニのサンスクリティクにあるカルナ女学校の要請を受けて浴仏式典を行い、親孝行と師を尊ぶ精神を教えた。会場には37組の親子が参加した。

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