五月の出来事

05・01

慈済基金会は、ブータン・ギャリュム慈善信託基金の下部組織であるリニュー(RENEW)のために、首都にあるシンプ―べべナ地区で「ハッピーハウス」を支援建設する。それは、暴力を受けた女性や子供の臨時のシェルターで、栄養に関する相談や法律面、医療面での支援を行う。本日、起工式が行われた。

05・02

アメリカ中南部の6つの州が、4月26日と27日、100余りの竜巻に襲われ、数多くの町が甚大な被害を被った。慈済ダラス連絡所は緊急支援活動を展開し、本日、4人がオクラホマ州の甚大被災地であるソルファー市に出向いて視察した。10日に当州の災害ボランティア機構(VOAD)による計画と連携して、現地のイエス中心教会で緊急の配付活動を行った。13世帯に買い物カードとエコ毛布25枚、20個の竹筒貯金箱が配付された。

05・05

インドネシア慈済人医会と慈済ボランティアは、タンゲラン市とボゴール市にあるプサントレンのヌルル‧イマンで、施療と衛生教育活動を行った。一般内科と歯科の診療の他、疥という皮膚病及び口腔に関する衛生知識を紹介し、1050人が恩恵を受けた。

05・07

◎慈済基金会の役員である林碧玉氏と張宗義副執行長、慈発所の呂芳川主任、營建所の張正助主任、総務所の詹桂棋主任が、花蓮県政府で徐榛蔚知事を訪ね、0403花蓮地震における恒久住宅建設について話し合った。

◎ブラジルのリオグランデ州は4月末からの連日の豪雨で、甚大な被害が出た。400余りの都市が影響を受け、約150万人が被災した。被災者への支援ルートを確保した、慈済パラグアイ・シウダードデルエステ連絡所のボランティアは、大至急500食分の食料を買い付けて、災害救助物資の集荷所に届け、ブラジル・フォズ市の軍に所属する消防隊を通して被災地に輸送した。

05・08

◎慈済基金会はアスース文教基金会と共に、花蓮県38カ所の学校に学習用のコンピューター設備を寄贈し、0403花蓮地震の後、いち早く正常な授業に復帰できるよう支援した。本日、県庁で寄贈式が行われた。

◎マダガスカル・ライオンズクラブのユージーニー氏と弟のティーリー氏、助手のジラ氏及び当クラブ南部地区の責任者、ラライナ氏の4人は、8日、モザンビークで行われる8日間の「志業の学習と交流」活動に参加するために出発した。活動では慈済の勉強会、巡礼、灌仏会などと共に、慈済大愛農場の見学、ケア世帯訪問などが行われる。また、モザンビーク慈済チームと将来のマダガスカルの一年間の活動や展望について話し合う。一行は16日に帰国する。

05・10

インドネシアのマンクヌガラン宮殿当主マンクヌゴロ10世がチームを引率して、初めて慈済支部を訪れ、今後の協力関係を話し合った。

05・12

◎慈済が58周年を迎えた。午前7時に台湾花蓮静思堂前の道侶広場で、世界で最も早い灌仏会「2024年仏誕節、母の日、慈済デイ」が催された。證厳法師は会場で大衆を率いて灌仏を行った。夕方6時には台北市中正紀念堂で、「2024年仏誕灌仏親孝行感謝祈福会」が盛大に行われた。蔡英文総統及び政界の要人たちが、真心で「祈り」を歌い、災害のない平穏な日々と心の平安を祈った。今年の式典では初めて、偈頌《無量義経・徳行品》が唱えられた。

◎證厳法師は国立陽明交通大学の名誉哲学及び医学のダブル博士学位を授与された。本日、花蓮静思堂で授与式が行われ、同大学の林奇宏学長が授与した。

陽明交通大学の林奇宏学長(左)が、證厳法師に名誉博士の学位を授与した。(相片提供・花蓮本会)

世界各地で灌仏会
世の幸福を祈った

オンラインを通じて、世界14の国と地域の37の地域道場と同時に灌仏会を行い、〈徳行品〉の偈頌を朗誦し、人々の心を静めた。式典が荘厳に整然と行われるよう、参加人員は天候に関係なく、「燈燭、香湯、法香」の献上動作のリハーサルを行った。お参りする台は草花で荘厳に飾られ、諸仏に礼敬された。(資料提供・蔡翠容 撮影・廖文聰)

仏誕節、母の日、慈済デイという三節を合わせた式典が、2024年世界45の国と地域の743の会場で行われ、16万人余りが参加した。最も大きいのが台北中正紀念堂で行われたもので、2万人が偈頌を朗誦し、世の幸福を祈った。(撮影・廖世淙)

05・13

慈済基金会志業報告の時に、熊士民副執行長が「慈済のイスラム開発銀行アフリカ眼科疾病予防援助共同プロジェクト支援」における第1段階の成果を報告した。支援対象はアフリカ6カ国で、そのうちのギニアは慈済が慈善支援を行った134番目、ジブチは135番目、ソマリアは136番目の国または地域となった。

05・15

日本の防災専門家である西村文彦氏、大橋麻希子氏、前田宰氏が内政部消防署と衛生福利部のスタッフの案内で、新店静思堂を訪れ、慈済基金会、大愛感恩科技公司のチームと交流した。慈悲の科学製品を見て、災害後の避難所などに関して交流した。16日は花蓮静思堂を訪れ、慈済物資倉庫を見学すると共に、花蓮県及び市政府、民間団体と座談会を設けて、避難所での経験を分かち合った。

05・17

◎慈済基金会は途切れることなく、今年の元日に発生した能登半島地震の被災者に関心を寄せている。ボランティアは穴水町で2万食の炊き出しを行って来たが、家屋が半壊以上で65歳のお年寄りがいる世帯を対象に、5月に見舞金配付活動を展開し、世帯の家族構成によって13万から17万円が配付される。17日から19日まで日本支部のボランティアと現地ボランティア合わせて延べ192人が参加して、1091の穴水町の被災世帯に配付を実施した。6月上旬には能登町で行われる。

證厳法師の心温まるお見舞いの手紙と見舞金の心を尽くした上品な装丁は多くの住民の心を動かした。(撮影・蕭耀華)

慈済が能登半島穴水町で見舞金配付活動を行った。5月19日武道館で行われた様子。(撮影・李月鳳)

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